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【心療内科Q/A】「なぜ大人になるまで発達障害が発見されないことがあるのですか?」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

発達障害は、知的水準が高いほど、幼少時期には発見されにくいことが知られています。

特に言葉の遅れがない場合(DSM-Ⅳ-TRのアスペルガー症候群)は、なおさら見出されにくい側面があります。

 

学生時代は、まず成績が優秀であることが第一とされ、多少先生や友人たちと会話にすれ違いや違和感があったり、

”変わっている”と思われていたりしても、ご本人もご家族もあまり問題視しません。

 

しかし、社会人になると求められる能力やスキルが変化してきます。

EQ(心の知能指数)」と呼ばれるような、試験や数値で評価することが難しいような能力・スキルが、特に求められてきます。

 

それは例えば、

コミュニケーション能力、交渉力、プレゼンテーション能力、自己管理スキル、自己認知スキルといったものが挙げられます。

このような高度なコミュニケーション能力や社会性が要求されてくると、

学生時代に「何となく」感じていた問題や課題が一気に顕在化することが起こり得るのです。

 

お心当たりがある方は、どうぞ当院にご相談ください。

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願いいたします。